キッチンシンクと息子と石鹸

突然ですが、私は子供を産む前まで、

「結構私は要領がいい」

と自負していました。

でも、子育てを始めたら、何もかも思い通りにいくことがなくて、

毎日毎日が、

もー苦しくて、苦しくて。

　

周りのお母さんたちは普通に出来ていることが全然出来なかったんですよね。

もはや、人間として完全にダメ人間です。

ダメ母親です。

挙げ句の果てに長男(当時小２)が不登校になりました。

この辺りはまた別の機会に書くとして、

苦しくて、苦しくて、

どうにか長男くんを普通に学校に行かせたいと思いながら、

キッチンシンクを掃除している時に

はっと気づいたんです！

まさに私の子育てが間違っていた理由が。

私のキッチンシンクの掃除は

「キッチン泡ハイター」という

塩素の強めの洗剤をシュッシュッとして、

五分にシャワーで流す方式でした。

あっという間に真っ白。

ぬめりにもさようなら。

我ながら非常に効率の良い掃除方法でした。(笑)

ちなみに、今の掃除方法は、

いらなくなった服を裁断したウェスを

野菜ふき→机ふきに使用した後、

石鹸をつけて手でシンク全体をこすって

シャワーで流し仕上げにこすり洗いします。

以前の掃除方法に比べたら、

手間はかかるし、

時間もかかるし、

自分で汚れに手をいれる覚悟もいります。

でも、

使い古しの服を再利用して、環境に優しい。

机ふきと兼用なので余計なごみはでない。

強い洗剤を大量ではなく石鹸を少量なので環境に優しい。

ついでに自分で汚したものを

自分で始末する覚悟もつく。

そうか！　　

「要領良く効率良くしようとしていたのが間違えだったのか！

子育ては逆だ！要領悪く、効率悪く、とにかく手間をかけまくるのが良い子育てだ！

仕事みたいに、要領とか効率とかは、子育てに対しては、むしろ悪影響だ！」

と気がついたんです。

そう、まさに

キッチンシンクの掃除と同じ！！

子育てに強い洗剤、つまり特効薬はありません。

要領悪く、効率悪く、

とにかくコツコツ少しずつ変えていくしかないのです。

そう、ちゃんと自分の目で汚れをみて、

むちゃくちゃ汚れてしまっても、

よわーーーい石鹸でとにかく毎日洗うしかないのです。

例え汚れが少しずつしか落ちなくても。

とにかく毎日毎日、

ほとんど変わらなくても、

手間をかけまくって、

抱きしめて、

話をするしか道はないのです。

もーーーーー、

子育てって難しすぎる！

色々ありましたが、長男くん、

約２年で学校に完全復帰しました。

このあたりも、またの機会に！

子育てはキッチンのシンク掃除！

コツコツ、少しずつ。

くじけそうになっても少しずつ変化していればきっと気がつけばピカピカになっている(はず？！)