感謝の心と秋の空と不登校息子

「うえをむーいてあーるこーーおぉぉぉ」

と、

あまりにも泣きそうな日の出勤前朝九時。

歌の通り、

涙が溢れないように歌ったことがあります。

２年前の秋。

その日は登校拒否の息子と朝から3時間バトルをして、

心が折れて、

度重なる睡眠不足で体も折れて、　

もうボロボロ。

文字通り

「死にそう、、、、」

な朝でした。

そして、ここから仕事が始まるって言う。。

ちーーーーーん😭

もはや私の充電いっぱーーー。

はて、

この歌を作った人はどんな人だったんだろ？

どんな人生で

どんな気持ちで作った歌なんだろう？

と、泣きながら想いを馳せました。

そして、歌詞通りに上を向くと、

すごくきれいな青空で、

思わず泣きました。

あぁ、なんてきれいな空。

なんてきれいな空気。

もはや、それだけでけっこう幸せな環境下にいるんじゃないか？

と思ったんです。　不思議なことに。

以前、出張で中国の北京に良く行っていたのです。

北京の空ってね、

空はずーーーーっと曇りで

空気は悪くて

一日中、一年中どよーーーんとしているんですよね。

それを思い出して、

今、私がいるところは何て

空気が良くて、

清々しい空気なんだろう。

と身に染みたんです。

そして、不思議とすっごく感謝の気持ちが生まれたんです。

息子が学校いかなくても

息子とバトルしても

息子が勉強しなくても

娘も泣きじゃくっていても

娘は毎日怯えていても

夫が単身赴任で完全ワンオペでも

実の母は手伝ってくれなくても

家の中がぐちゃぐちゃでも

私は夜もまったく眠れなくても。

なんか、

青い空をみたら、

清々し過ぎて

「私ってけっこう大丈夫かも」

と思えたんですよね。

空は青いし

空気はいいし

息子は健康だし

息子は自己主張できるし

娘は空気が読めるし

主人も健康だし

主人は稼いでくれるし

私も仕事はあるし

母も元気で介護の必要もないし、

家の中には必要なものは揃ってるし、

暮らしに困ってない

お金に困ってない。

うん。

「私って大丈夫かも」

と、状況はまったく変わっていなくても

何かしら感謝できることが一つでも見つかると、

意外に強い生きていけると実感した

２年前の朝の話でした。